てふてふ荘へようこそ (角川文庫)
2012年9月30日 読書
ISBN:978-4-04-100467-8 文庫
乾 ルカ 角川書店 発売:2012/9 620円
新刊で出た頃から気になっていたけれど
読む機会を逸しているうちに
文庫化されてしまった1冊。
1年ちょっと前の刊行だから
少し早いなという気はするけど。
駅からバス、バス停から徒歩10分ほどの所にある
「てふてふ荘」は格安の家賃で住むことが出来るのだけれど
そこにはそれなりの理由があって…。
6号室まである、てふてふ荘のそれぞれの部屋での出来事が
1話ずつの連作になっていて、
ここの居住者の中で起きる突拍子もない出来事や
そこからの心の変化によってそれぞれが少しずつ成長したり、
深く考える機会を得たり。
自分がこういう所に住むことになると平常心を保っていられるか
少し自信がないですが、
5号室の住人のように済んでしまうかもしれないし、
最初は多少引く部分はあってもそれぞれの優しさに助けられるかもしれなくて、
魅かれてしまう部分はあります。
ほんの少し不思議な仕掛けがごく自然に織り込まれているのだけれど
それが物語の鍵になるものになっていたりで
心の動きも個々によって正負さまざまで人間らしさを感じられて。
事象自体はともかくとして、
背筋が凍りつくようなぞっとする部分もなく
非常に読み進めやすかったし、読後感も安心できるものでとても良かったです。
乾 ルカ 角川書店 発売:2012/9 620円
新刊で出た頃から気になっていたけれど
読む機会を逸しているうちに
文庫化されてしまった1冊。
1年ちょっと前の刊行だから
少し早いなという気はするけど。
駅からバス、バス停から徒歩10分ほどの所にある
「てふてふ荘」は格安の家賃で住むことが出来るのだけれど
そこにはそれなりの理由があって…。
6号室まである、てふてふ荘のそれぞれの部屋での出来事が
1話ずつの連作になっていて、
ここの居住者の中で起きる突拍子もない出来事や
そこからの心の変化によってそれぞれが少しずつ成長したり、
深く考える機会を得たり。
自分がこういう所に住むことになると平常心を保っていられるか
少し自信がないですが、
5号室の住人のように済んでしまうかもしれないし、
最初は多少引く部分はあってもそれぞれの優しさに助けられるかもしれなくて、
魅かれてしまう部分はあります。
ほんの少し不思議な仕掛けがごく自然に織り込まれているのだけれど
それが物語の鍵になるものになっていたりで
心の動きも個々によって正負さまざまで人間らしさを感じられて。
事象自体はともかくとして、
背筋が凍りつくようなぞっとする部分もなく
非常に読み進めやすかったし、読後感も安心できるものでとても良かったです。
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