とにかくうちに帰ります
2012年6月24日 読書
ISBN:978-4-10-331981-8 単行本
津村 記久子 新潮社 発売:2012/6 1,365円
表題作を含む6編。
収められている内の『職場の作法』の4編は
以前『そういうものだろ、仕事っていうのは』で読んだもので
その時に仕事、ギジェルミーナ、ペリカーノジュニアの順かなぁ
とか思っていたのだけれど
やっぱり今回もその順番かなぁと思ったり。
その続きのような『バリローチェのファン・カルロス・モリーナ』は
海外のちょっとした有名スポーツ選手?と
自身の生活の経過を合わせつつ、
生活には重なりきらなくてそれぞれの生活が
全く違う所で続いていく所に
自分達の生きている部分を感じつつ。
表題作の『とにかくうちに帰ります』は
暴風雨の襲来を受けて
会社のある海沿いの埋立地から
家に向かおうとする人々のそれぞれの苦難や
個人の自分の時間に対する思いが
他愛もないお互いの会話から顕わになっていくようで。
こういう観点から考えると
個々人の幸せに思う部分は
ごくごく身近なもので
お金をかけるというよりは時間を楽しむというのに近くて
それは自分がもちたいと思うものと重なる所が多いのかなぁと。
交通機関が止まったり、雨風に晒されたりの
苦難に対しては悪態をつきたくなるし
そんな中でも意外なもの、それは見たいもの見たくないもの関わらず
遭遇することが出来たり、
そうした苦難を乗り越えられそうな兆しがあるからこそ
いつも感じているちょっとした幸せをより大きいものに感じられたり。
前週に通勤や通学と台風襲来が重なった方々も多かったと思われる中で
自分もそうで帰りと大雨が被ってしまい
思ったことは「早く着替えてごはん食べたい」
だったので。
個人的にはどれも今まで出た作品とともに
それもええなぁと思いつつ、
最近出たエッセイも含め今後も楽しみにしている作家さんの1冊です。
津村 記久子 新潮社 発売:2012/6 1,365円
表題作を含む6編。
収められている内の『職場の作法』の4編は
以前『そういうものだろ、仕事っていうのは』で読んだもので
その時に仕事、ギジェルミーナ、ペリカーノジュニアの順かなぁ
とか思っていたのだけれど
やっぱり今回もその順番かなぁと思ったり。
その続きのような『バリローチェのファン・カルロス・モリーナ』は
海外のちょっとした有名スポーツ選手?と
自身の生活の経過を合わせつつ、
生活には重なりきらなくてそれぞれの生活が
全く違う所で続いていく所に
自分達の生きている部分を感じつつ。
表題作の『とにかくうちに帰ります』は
暴風雨の襲来を受けて
会社のある海沿いの埋立地から
家に向かおうとする人々のそれぞれの苦難や
個人の自分の時間に対する思いが
他愛もないお互いの会話から顕わになっていくようで。
こういう観点から考えると
個々人の幸せに思う部分は
ごくごく身近なもので
お金をかけるというよりは時間を楽しむというのに近くて
それは自分がもちたいと思うものと重なる所が多いのかなぁと。
交通機関が止まったり、雨風に晒されたりの
苦難に対しては悪態をつきたくなるし
そんな中でも意外なもの、それは見たいもの見たくないもの関わらず
遭遇することが出来たり、
そうした苦難を乗り越えられそうな兆しがあるからこそ
いつも感じているちょっとした幸せをより大きいものに感じられたり。
前週に通勤や通学と台風襲来が重なった方々も多かったと思われる中で
自分もそうで帰りと大雨が被ってしまい
思ったことは「早く着替えてごはん食べたい」
だったので。
個人的にはどれも今まで出た作品とともに
それもええなぁと思いつつ、
最近出たエッセイも含め今後も楽しみにしている作家さんの1冊です。
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