偉大なる、しゅららぼん
2011年8月31日 読書
ISBN:978-4-08-771399-2 単行本
万城目 学 集英社 発売:2011/4 1,700円
京都、奈良、大阪ときて今回の舞台は滋賀。
特殊能力を持つ一族の末裔と本家の高校生と
はたまた別の特殊能力を持つ一族の末裔である
同級生との間に繰り広げられる
甘酸っぱい青春だったり、
そこに横槍のように入ってくる陰謀だったり。
舞台となる地域の特徴を能力に上手く織り込みつつも
お互いの能力が能力なだけに、仲が仲だけに
生かしきれない部分がもどかしいような傍目からみておかしいような。
とは言っても自分の身の回りにそんな一族がいても気付かないとは思うけれど。
あと、話の本筋とは関係ないけれど
本家の食事メニューのさらっとした豪華さも
ドタバタの中に一服の清涼感?を与えてくれているような。
最終的には滋賀という枠を少し超えた部分と
騒動につながるのが個々人の思いのつながりや積み重ねでできている部分に
架空かもしれないけれど歴史や人間の営みの重さを感じるところがあって
楽しくも懐かしさをもっても読めた気がします。
あっ、題名のしゅららぼんも読んでいる途中から
徐々に姿を現してきますので。
読む季節は少し遅くなってしまったので
次は舞台と同じ春に読んでみようかなと思った1冊でした。
万城目 学 集英社 発売:2011/4 1,700円
京都、奈良、大阪ときて今回の舞台は滋賀。
特殊能力を持つ一族の末裔と本家の高校生と
はたまた別の特殊能力を持つ一族の末裔である
同級生との間に繰り広げられる
甘酸っぱい青春だったり、
そこに横槍のように入ってくる陰謀だったり。
舞台となる地域の特徴を能力に上手く織り込みつつも
お互いの能力が能力なだけに、仲が仲だけに
生かしきれない部分がもどかしいような傍目からみておかしいような。
とは言っても自分の身の回りにそんな一族がいても気付かないとは思うけれど。
あと、話の本筋とは関係ないけれど
本家の食事メニューのさらっとした豪華さも
ドタバタの中に一服の清涼感?を与えてくれているような。
最終的には滋賀という枠を少し超えた部分と
騒動につながるのが個々人の思いのつながりや積み重ねでできている部分に
架空かもしれないけれど歴史や人間の営みの重さを感じるところがあって
楽しくも懐かしさをもっても読めた気がします。
あっ、題名のしゅららぼんも読んでいる途中から
徐々に姿を現してきますので。
読む季節は少し遅くなってしまったので
次は舞台と同じ春に読んでみようかなと思った1冊でした。
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