よそ見津々

2010年12月24日 読書
ISBN:978-4-532-16755-4 単行本
柴崎 友香 日本経済新聞出版社 発売:2010/9 1,575円

先日受賞された『寝ても覚めても』
とほぼ同時期に刊行されたエッセイ集。
新聞やら雑誌やら書評やら、
いろんなところに掲載されたものを1冊に。
残念ながら書評については読んだことのある本はなかったです。

内容を自分と比較しながら見ていくと
道はよく聞かれるし(それだけボーっと歩いているように見える?)、
地図を眺めていても飽きないし(日本全国どこの地図でも)、
料理する時は目分量に近い所があるし(1人暮らしで責任取るのは自分だし)、
片付けは苦手だし(なかなか物が捨てられない…)、
目的もなく乗り物に揺られるのは好きだし(バスも電車も。地下鉄は景色が見られないからあまり…)、
何だか感覚的に分かる部分が多かった気が。

それ以外にも
大阪はどこにいてもきれいな夕日が見られるんやなぁ
自分の田舎は山を隔てた盆地で、夕日は山に沈んでいくから
羨ましいなぁと思いつつ。あ、でも夕焼けがきれいな時はあったかも。

阪神は気になる存在だったような。
とは言っても自分が熱狂的な阪神ファンというわけではなく、
中学校や高校の先生の中に阪神ファンの人が何人かいて、
その中で阪神が負けた翌日の授業であからさまに不機嫌に授業を進める人がいたので
結果は気にしていた部分があります。
当時の阪神には近年の強さはなかったから日々大変だったような…。
大学に通い始めて大阪や神戸が阪神ファンだらけと改めて気付いたと思うし。

と個別に挙げていくと
きりがなくなりそうなのでこの辺りにしますが、
全てが自分の思うところや好きなものと当てはまらないとはいえ、
全体として好意的に読み進められた1冊でした。

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