ISBN:978-4-334-78564-2 文庫
雨宮 処凛 光文社 発売:2010/9 720円

田舎に残る特有の雰囲気を味わいに
特に行きたくもない場所に足を運んで
感じた気まずさや後悔を綴った旅行記。

何もないことに困ってしまったり
一昔前にタイムスリップしたかのような
寂しさを味わったり
遠くへ行くだけでなく
東京近郊でも一種の閉塞感を感じたり。
貧困旅行記っぽい割に旅費はそうでもなかったり。

こういう旅行だと何もないのを表現するのが難しそうだったり
人に言えるような達成感のようなものもないので
文章にするのは大変だろうなぁと思ったり。
ただもう少しその何もない感が描いてあった方が
よいかなと思う1冊でした。

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