ISBN:978-4-391-13928-0 単行本
たかぎ なおこ 主婦と生活社 発売:2010/7 980円

上京してひとり暮らしを始めてからの日々の中で
起こったことや感じたことを新旧入り混じったイラストで。

金銭的に苦しかった時期から
少し余裕が出てきて広めの所に引っ越しいく中で
食事やインテリアにいろいろ手を加える一方で
防犯や寂しさ等のひとり暮らしならではの問題もあって。

中でも気になるのはごはん作りが上手だなと。
写真やイラストを見てるとおいしそうだし
インスタントで済まそうとしている所にも
ちゃんと1、2品加えたりして立派だなと思います。
自分の自炊は学生時代や仕事が暇だった時期にはやってたけど最近は全然だし…。
基本的なものはともかくとして、手の込んだものや
たかぎさんのような独自のアレンジが効いているようなものは
あまり作れないし、1回の食事で作る品数も多くなくて
ひとり暮らし歴はそれほど変わらないのに大差ついてないか?と思いつつ。

そんな自分は神戸(3年)→東京①(4年)→東京②(現在4年目)ときていて
どこに住むにも最初は家にも周囲の環境にも少し抵抗感があって
徐々に慣れて気付いたら「あぁここにも○年住んだのかぁ」と思うようになっていて。
東京①には大して思い入れはないけれど
神戸の住んでた所は関西に帰省した時に時間があったらつい見に行ってしまいますね。
たしかに建物に人格があって何か言ってもらえるとしたら嬉しい気はします。

他にも保証人問題とか、ソファがほしいなぁとか、帰省の時に感じることとか、
思うところは完全に一致するわけではないけれど
(インテリアとか適当だし)
あぁそうだなぁ、そうかもなぁと感じる部分はたくさんあり。
たかぎさんのひとり暮らしはいつまで続くのか、
あまり長く続くようだとどうなのかとは思ってしまうけれど
しばらくは見守っていたいかなぁと思う1冊でした。

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