ISBN:978-4-8401-2701-1 文庫
山本 渚 メディアファクトリー 発売:2009/2 550円

秋口に1度読んだのだけれど
季節が冬になったのでもう1度。

今回の主人公は学校でも家でもしっかり者の図書委員長。
とは言っても一高校生でもあるから
それなりに悩むところもあり。

思いもしなかった感情の存在を周りから指摘されて戸惑ったり
自分でこうあるべきと思っていたことが
必ずしもそうでなくてもよいことに気付かされたり
こうやって世界って広がっていくんだなぁという部分が
とても爽やかに描かれていて。

自分もそうだったと思うのだけれど
進路を考え出す必要が出てきて
今過ごしている時間や場所がそう長く続かないかも
と少し不安が出てくるのがこの2年生の後半なのかなと。
(自分の場合は既に1つ前の寅年のことですが)

3は未読なのだけれど
それぞれの思いはどの方向に進んでいくのか
先が楽しみな1冊です。

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