ISBN:978-4-8401-2413-3 文庫
山本 渚 メディアファクトリー 発売:2008/8 520円

先々週に出かけた
東京国際ブックフェアの
メディアファクトリーのブースにてちょっと安めに購入。
たしか¥350くらいだったような。

図書館や司書室の中に集う図書委員達の間
に生まれる気持ちは恋なのか何なのか…。
作中に漂う何となく和やかな雰囲気は
高校生らしい若さと
関西弁に近いなとも思える阿波弁がつくり出しているようで。

それぞれの中にある感覚的なものを言葉で表現しようとすることは
高校生の頃の自分にはあまりなかったか
表現するだけの語彙を持ち合わせていなかったか。
もしあったとしてもそれを口にできていたか微妙な気がします。
今となってはそこ悩むとこじゃないしと冷静につっこむことが
できることも当時は懸案事項の1つとして抱え込んでいたと思うし
そうして抱え込むことも決して悪いことではなくて
結局よう分からんで終わることも多かったような。
そういう意味では自分の思うところを言葉にしている
彼女達を少し羨ましく思います。

自分が通った高校にこの舞台を当てはめてみても
あんまり違和感がなさそうで
(たしか図書館は別館だったし)
イメージしながら読みやすい1冊でした。
2の方も近いうちに読みます。

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