美女と竹林

2008年10月5日 読書
ISBN:978-4-334-92624-3 単行本
森見 登美彦 光文社 2008/08/21 1,680円

文芸誌に連載されていたらしいエッセイ。
かねてから念願だった?竹林整備に着手します。
切って運んでという作業だけだと単調なのですが
竹林を生かしたビジネスを展開して四条烏丸にビルを、
という感じで妄想はどんどん膨らんでいく一方で実際は…という方向で
友人や時には編集担当の方まで巻き込んで展開していきます。

感覚的にはスポーツクラブに通うのと同じ?でしょうか。
最初は気合が入っていて、人によっては諸事情で足が遠のいたり、
効果が見えにくかったりでなかなかモチベーションが保てなかったり。

これから竹林を整備したいなと思う人にとっては
やり方どうこうの前にやるか否かの意思決定にちょうどいいのかもしれません。
読み終えてから竹林整備はおろか桂にある竹林の存在すら幻だったのではないか
と思えてきます。だとしたらここまで書けるとすごいような…。
ただファンタジーを期待して読むと物足りないかもしれません。

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