ミュージック・ブレス・ユー!!
2008年9月21日 読書
ISBN:978-4-04-873842-2 単行本
津村 記久子 角川書店 2008/7 ¥1,575
音楽好きの主人公の高校3年生の夏休み少し前から始まるお話。
バンドの解散があったり、夏休みに補講があったり、
今までそれほど話をしたことのない人と話すようになったり、
そんな中でも進路がなかなか決まらなかったり。
高校3年生というと自分にとってはちょうど10年前の話で、
今の時期ならちょうど文化祭と体育祭の狭間で
まだ受験に対してもそれほど大きな危機感を持ってなくて、
その割に推薦で誰がどこにいくという話がよく流れてきて羨ましいと思ったり
そういう意味では作中の彼女達と同じように日々がぐだぐだな感じで。
疾走感よりも迷走に近くて不安定なんだけれど
それに対する解決策が見出せないまま時が過ぎていって
気付いた時には受験がすぐそこまで来ていて、
台風のようにあっという間に過ぎ去っていった後には
以前のように放課後に他愛もないおしゃべりにいそしんだり、
通い慣れた学校にも来る事はなくなるんだな
という喪失感に襲われたりしたのも同じか。
自分はそれほど音楽に傾倒していたわけではなく
やっていることもそれほど共通していそうにはないのに
なぜか雰囲気が同じ感じがするんです。
彼女にとってはミュージック・ブレス・ユー!
なのですが人によってミュージックが
他の事物に入れ替わるものなんだろうなと思います。
自分なら何だったんだろう…?
あと話の本筋とはそれほど関係ありませんが
いろいろ出てくる歯科矯正器具のテーマがなぜか面白いです。
津村 記久子 角川書店 2008/7 ¥1,575
音楽好きの主人公の高校3年生の夏休み少し前から始まるお話。
バンドの解散があったり、夏休みに補講があったり、
今までそれほど話をしたことのない人と話すようになったり、
そんな中でも進路がなかなか決まらなかったり。
高校3年生というと自分にとってはちょうど10年前の話で、
今の時期ならちょうど文化祭と体育祭の狭間で
まだ受験に対してもそれほど大きな危機感を持ってなくて、
その割に推薦で誰がどこにいくという話がよく流れてきて羨ましいと思ったり
そういう意味では作中の彼女達と同じように日々がぐだぐだな感じで。
疾走感よりも迷走に近くて不安定なんだけれど
それに対する解決策が見出せないまま時が過ぎていって
気付いた時には受験がすぐそこまで来ていて、
台風のようにあっという間に過ぎ去っていった後には
以前のように放課後に他愛もないおしゃべりにいそしんだり、
通い慣れた学校にも来る事はなくなるんだな
という喪失感に襲われたりしたのも同じか。
自分はそれほど音楽に傾倒していたわけではなく
やっていることもそれほど共通していそうにはないのに
なぜか雰囲気が同じ感じがするんです。
彼女にとってはミュージック・ブレス・ユー!
なのですが人によってミュージックが
他の事物に入れ替わるものなんだろうなと思います。
自分なら何だったんだろう…?
あと話の本筋とはそれほど関係ありませんが
いろいろ出てくる歯科矯正器具のテーマがなぜか面白いです。
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