ISBN:9784043878017 文庫
森見 登美彦 角川文庫 2008/3 ¥700
森見さんの作品は最初は独特の文体が
とっつきにくい印象だったのですが
何冊か読み進めるともう慣れたものです。
映画サークル「みそぎ」、
「弟子求ム」、
ソフトボールサークル「ほんわか」、
秘密組織「福猫飯店」。
これら4つのサークル?勧誘のチラシから
どこに入るかを選んだかによって2年後の春にどういうことになっているのか、
京都の街中、というか自室の四畳半を中心とした舞台で
繰り広げられていく青春活劇といったところです。
それぞれの選択肢がパラレルワールドとして進んでいくわけですが
どれを選んでいても周りにいる人物は同じだったり、
ポイントポイントで同じイベントが起きていたり…。
順に読んでいくとそれぞれの話が
起・承・転・結というより起・承・承・転結のような感じで
最終話でそれまでの謎?が一挙に解決されるわけで。
主人公が行動しながら最終的に気付くことが
あぁ人生って確かにそうかもしれないなと感じると同時に
自分が実際に立ち会って同じことに気付いてしまったら
たぶんショックだろうなと思ったり。
「夜は短し…」に登場する樋口さんや羽貫さん、
「新釈 走れメロス」の図書館警察など
後の作品に登場するものもあり。
というか別の四畳半のどれかの話かもしれません。
その他映像化しにくい描写も多いですが
不思議と読後感はそれほど悪くない、そんな1冊です。
森見 登美彦 角川文庫 2008/3 ¥700
森見さんの作品は最初は独特の文体が
とっつきにくい印象だったのですが
何冊か読み進めるともう慣れたものです。
映画サークル「みそぎ」、
「弟子求ム」、
ソフトボールサークル「ほんわか」、
秘密組織「福猫飯店」。
これら4つのサークル?勧誘のチラシから
どこに入るかを選んだかによって2年後の春にどういうことになっているのか、
京都の街中、というか自室の四畳半を中心とした舞台で
繰り広げられていく青春活劇といったところです。
それぞれの選択肢がパラレルワールドとして進んでいくわけですが
どれを選んでいても周りにいる人物は同じだったり、
ポイントポイントで同じイベントが起きていたり…。
順に読んでいくとそれぞれの話が
起・承・転・結というより起・承・承・転結のような感じで
最終話でそれまでの謎?が一挙に解決されるわけで。
主人公が行動しながら最終的に気付くことが
あぁ人生って確かにそうかもしれないなと感じると同時に
自分が実際に立ち会って同じことに気付いてしまったら
たぶんショックだろうなと思ったり。
「夜は短し…」に登場する樋口さんや羽貫さん、
「新釈 走れメロス」の図書館警察など
後の作品に登場するものもあり。
というか別の四畳半のどれかの話かもしれません。
その他映像化しにくい描写も多いですが
不思議と読後感はそれほど悪くない、そんな1冊です。
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