ISBN:4591100634 単行本
小川 糸 ポプラ社 2008/01 ¥1,365
食べるということは
生命を食べることなんだ
ということを忘れていて、
いやたぶん今までも気づいていなくて
ガツンとやられた1冊です。
失恋の末に声を失いながらも
久しぶりに故郷に戻って
1日1組限定の食堂を開いた主人公。
その土地にあるものから
創り上げられていく料理の鮮やかさ、
周囲の支えてくれる人たちやお客との心の交流や
彼女の料理を食べた人にもたらされるプラスの変化
といった暖かい面だけでなく
母親とその愛人との確執やら現実面も描いてあります。
そんな両面も含めていろんな人々の思いや
動物の生命の提供によって生かされているということが
作品全体を通して伝えられている分、
自分の普段の食に対する感謝の気持ちが
あまりにも薄いなと痛感した次第です。
これからは温もりというものを考えつつ
食に接していかないと。
その他にも故郷の田舎らしい風景を含め、
読み終った後はいろいろな意味で
満腹になる1冊かなと思います。
一度読んでみることをおすすめします。
小川 糸 ポプラ社 2008/01 ¥1,365
食べるということは
生命を食べることなんだ
ということを忘れていて、
いやたぶん今までも気づいていなくて
ガツンとやられた1冊です。
失恋の末に声を失いながらも
久しぶりに故郷に戻って
1日1組限定の食堂を開いた主人公。
その土地にあるものから
創り上げられていく料理の鮮やかさ、
周囲の支えてくれる人たちやお客との心の交流や
彼女の料理を食べた人にもたらされるプラスの変化
といった暖かい面だけでなく
母親とその愛人との確執やら現実面も描いてあります。
そんな両面も含めていろんな人々の思いや
動物の生命の提供によって生かされているということが
作品全体を通して伝えられている分、
自分の普段の食に対する感謝の気持ちが
あまりにも薄いなと痛感した次第です。
これからは温もりというものを考えつつ
食に接していかないと。
その他にも故郷の田舎らしい風景を含め、
読み終った後はいろいろな意味で
満腹になる1冊かなと思います。
一度読んでみることをおすすめします。
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