夏の高校野球予選の季節です。
既に始まっている県もあれば、
抽選で組み合わせが決まって開会を待つ県もあり。
そんな中、学生時代を過ごした兵庫県の組み合わせを見るたびに
大変そうだなと思うことがあります。
対戦相手や甲子園までに何回勝つ必要があるのかとか
そういうことではなく、試合をする球場のことです。

兵庫県は神戸やら姫路やら西宮やら、
南部に人口が集中しているような感じなのですが
予選の開催される球場は神戸や明石だけでなく、
日本海側の豊岡等の球場でも行われたりします。
対戦するどちらかの高校がその球場に近ければよいのですが
今年の組み合わせをざっとみたところで
須磨−尼崎西、姫路−東灘(ともに14日・豊岡こうのとりスタジアム)など
南部の高校が日本海側に出向いて試合をしなければいけなかったり、
逆に 豊岡総合−出石(16日・姫路球場)のように
日本海側の高校同士なのにわざわざ南部で試合をしなければならないパターンもあり。
地域性と強弱のバランスが合わないという事もあるのかもしれませんが
実際に試合をする選手だけでなくその応援に駆けつける人達も含めると
かなりの負担になるのかなと思ったりします。

こうした遠距離の移動による疲労を蓄積等で思いもがけないところで
負けてしまったり、逆に大番狂わせを演じて勝ち進む高校があったりするのかな
と考えると相当な実力と運を兼ね備えていないと
近くて遠い甲子園がとてつもないものに感じたりします。
この組み合わせに関係者の方々は一喜一憂されているかとは思いますが、
少なくとも自分達の実力だけは出し切って
やりきった感をもって夏を迎えてもらいたいなと思います。

コメント