きみはポラリス

2007年6月23日 読書
ISBN:4104541052 単行本 三浦 しをん
新潮社 2007/05 ¥1,680

三浦しをんさんの新刊。
あまりにも暑かったので
お店でかき氷を食べながら読んだ1冊。

ポラリスとは何のことなんでしょう。
少し前に流行った韓流ドラマで
そんなものがなかったっけ…?
と思いましたがたぶんそれとは違うでしょう。

それはおいといて今回は恋愛短編集です。
まぁ恋愛と言っても形は様々ですが・・・。
人によってはそれは秘密であったり、復讐という形で現れたり。
それぞれが引っかかったものをどう捉えていくかという部分が中心の気がしますが
そうした過去を受け入れていくという形にも重々しいものとポジティブなものがあったり。

恋愛って幸せになるという1つの形をイメージするのは簡単なのですが
実際にはこれだけ、いやこれ以上の愛の形があるんだなと
改めて気付かされた気がします。
どの形も今までの自分にはなかった形ですが
これから先どこかに現れてくるのかどうか・・・
安心と不安が入り混じった感情が少し湧いてきました。

「森を歩く」「優雅な生活」あたりが世間から共感を得られそうな気がしますが
個人的には「春太の毎日」に1票です。

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