夜のピクニック

2006年8月4日 読書
正直まだ最後まで読んでおりません。
以前から読みたいとは思っていた本でしたが
やっと最近手に入れました。

恩田陸さんの著書に出てくる高校生たちやその周囲の世界は
なぜかイメージしやすいのです。
他の作品も何点か読みましたが
主人公の多くが「地方の進学校に通う高校生」という設定で
若さと冷静さを兼ね備えた人物がよく登場する所から
自分の高校時代の環境と似た匂いを嗅ぎ取っているのかもしれません。

現代の高校生の間では必須アイテムになっているであろう
携帯電話は作中には登場しませんし、
暴力や犯罪といったとげとげした部分もあまり出てこないので
(扱っている問題は大人絡みもありますが)
本当にこんなきれいな世界があるのかと疑問に思われる人も
いるのかもしれませんが
少なくとも自分が過ごした高校時代の雰囲気は
(若干美化すると)こんな感じだったと思います。
個人的にはこの作品でもノスタルジーを感じたりします。
だから最後まで読んでしまうと
何かが1つ終わってしまいそうで
途中で止まってて読み進められないのですよ。

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