映画感傷

2006年6月17日 映画
 
 自分でもタイミングがよく分かっていないのだけれど
 自分はストレスもしくは疲れが一定量以上溜まると
 どうも感傷的になるらしいです。
 人相手は当然のことながら
 物にもあたるということもしたくないと考えてしまうので
 ストレスのはけ口を怒りで解消する対象がなくなり、
 時間の経過とともに自分の中で諦めという形に変化して
 虚無感みたいなものが生まれているような気はします。

雨という天候による心理的ストレスのせいもあるのか、
今回またその気分が押し寄せてきました。
こういう時に絵画なり映画なり風景なりに触れると印象に残ることが多いです。
逆に期待して見に行ったりしたものでも
感傷的でなかったがためにそれほど強い印象を受けなかったということもあります。
3週間前に見に行った絵画展がそうだったのですが
今の気分で見たらもっと心に刻まれると思います、たぶん。

そんな今日は朝からこちらの映画「初恋」を見に行ってきました。
3億円事件の犯人が女子高生だという説を基に描かれた映画で
見る前は少々重苦しい内容なのかなと思っていたのだけれど
実際はそれほどでもなく、
事件当時の昭和40年代の人間もしくは街の描写が多かったり、
3億円事件にしても(誇張がないという意味で)比較的あっさりと展開し
心情重視だったところが見やすかったと思います。
主題歌の元ちとせの「青のレクイエム」も
某企業のTVCMで聞くよりもぐっとくる気がします。

憂鬱ともまたちょっと違ったこの気分、
平日に陥ると非常にマイナスなのですが
のんびり過ごせる休日にはありかなと思ってます。
どういう条件でこの気分がやってくるのかもう少し分析してみようかな…。

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