明日で震災から10年か…
と言っても自身は震災で大きなダメージを受けたわけではない。
当時は中学2年生。
神戸とは随分離れた奈良の片田舎で
陸上競技と学校・塾の勉強でへとへとの毎日を送ってました。
ちょうど震災の直前に目がさめて今何時かなと時計を見ようとした瞬間
に揺れに襲われたわけで。
自身のところでは震度4でしたがたてに激しく揺れる地震に
初めて遭遇したのでもっと強く揺れているかのように感じた記憶があります。
その日はそのままそのまま部活の朝練に行き、
学校では「神戸はひどいことになってる」という話を聞きつつ、
部活→塾と渡り歩いて22時前に家に着くと
テレビで倒壊したビルと広がる火災の映像が流れてました。
その当時神戸には1度か2度しか行ったことがなかったけれど
全くの別世界に見えました。と言うか別世界の出来事としてしか見てませんでした。

その後、中学高校と経て神戸にある大学に入学。
入学当時はまだ震災の爪あとが残ってました。
焼け残った後のような商店街、
電車に乗っていると見える仮設住宅。
大学内にも震災でできたという校舎間の段差が存在していました。
2年になって1人暮らしをはじめると
周囲は震災があったとは思えないくらい普通の生活が広がっているな
と感じた記憶があります。
住んでいたところが被害の大きかった地域に囲まれている割に
そこだけ被害が少なかったというだけなのですが。
ただ1つ、住んでいた所が震災の翌年の築造だったのですが
これは単に建築の時期が被ったのか、それとも震災で何かあったのか、
いろいろ調べてみましたが分からずじまいでした。

私が震災について言えるのはその程度です。
実際に体験した人達の内面にはもっと根強く残っていることでしょう。
軽々しく「復興してます」とは言えません。
1日も早い神戸の復興、心の復興を祈るのみです。

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