ロードムービー (講談社ノベルス)
2011年1月10日 読書
ISBN:978-4-06-182739-4 文庫
辻村 深月 講談社 発売:2010/9 945円
小学生の逃避行、『ロードムービー』
塾の先生の立場から見た『道の先』、
同級生という立場から見た『トーキョー語り』
近所の幼馴染という視点から見た『雪の降る道』、
勉学に励む学生から見た『街灯』、の5編。
表題作を中心に思うところを挙げると、
自分が小学生だった頃にも
大人になると嫉妬と呼ばれる感情があったように思うけれど
それは大人になって思うほどのものではなくて
より感情的で一時的だった気がするのだけれど
それを大人の言葉で表現するとこれらの話に出てくる
何れかのものに近いのかなと思いつつ。
誰かが誰かを仲間外れにするきっかけはなんだろう、
する方が悪いのか、されるほうが悪いのか、
今までは自分が関わる部分(同じクラス内、とか)でしか考えたことがなかったけど
客観的に見るというのはこういうことかと改めて感じるくらい
単純にどちらが悪いと言えない部分もあって。
『ロードムービー』で小学校の頃に仲良くなったものの引っ越していった友達を思い出し、
『道の先』で塾の先生や講師をやっていた頃(10年くらい前)を思い出し、
『トーキョー語り』で高校の頃のクラスを何となく思い出し、
『雪の降る道』で場面は全然違うけれど、幼稚園の頃おせっかいだった女の子を思い出し、
『街灯』で学生時代の深夜に坂の下のコンビニに勉強関連のコピーに行った自分を思い出し。
という感じでふと思うものが多かった気がします。
辻村さんの話は随分読んでいなかったけれど
その内にあれ、他の作品ではどこに出てきたっけ?
とかいう感じで人物関係が曖昧になっている部分が多々あって
ちょっと複雑になりつつあるなぁとは思って
初めて相関図を目にしてみたけど
こんなに深く関わっていたとは…。
これ以降の作品も徐々に読んでいかないと。
辻村 深月 講談社 発売:2010/9 945円
小学生の逃避行、『ロードムービー』
塾の先生の立場から見た『道の先』、
同級生という立場から見た『トーキョー語り』
近所の幼馴染という視点から見た『雪の降る道』、
勉学に励む学生から見た『街灯』、の5編。
表題作を中心に思うところを挙げると、
自分が小学生だった頃にも
大人になると嫉妬と呼ばれる感情があったように思うけれど
それは大人になって思うほどのものではなくて
より感情的で一時的だった気がするのだけれど
それを大人の言葉で表現するとこれらの話に出てくる
何れかのものに近いのかなと思いつつ。
誰かが誰かを仲間外れにするきっかけはなんだろう、
する方が悪いのか、されるほうが悪いのか、
今までは自分が関わる部分(同じクラス内、とか)でしか考えたことがなかったけど
客観的に見るというのはこういうことかと改めて感じるくらい
単純にどちらが悪いと言えない部分もあって。
『ロードムービー』で小学校の頃に仲良くなったものの引っ越していった友達を思い出し、
『道の先』で塾の先生や講師をやっていた頃(10年くらい前)を思い出し、
『トーキョー語り』で高校の頃のクラスを何となく思い出し、
『雪の降る道』で場面は全然違うけれど、幼稚園の頃おせっかいだった女の子を思い出し、
『街灯』で学生時代の深夜に坂の下のコンビニに勉強関連のコピーに行った自分を思い出し。
という感じでふと思うものが多かった気がします。
辻村さんの話は随分読んでいなかったけれど
その内にあれ、他の作品ではどこに出てきたっけ?
とかいう感じで人物関係が曖昧になっている部分が多々あって
ちょっと複雑になりつつあるなぁとは思って
初めて相関図を目にしてみたけど
こんなに深く関わっていたとは…。
これ以降の作品も徐々に読んでいかないと。
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