ISBN:978-4-8401-3572-6 文庫
瀬尾 まいこ ポプラ社 発売:2010/10 490円

中学生の先生として過ぎていく日々を綴ったエッセイ。
面白い生徒がいるなぁと思う部分があれば
クラス全体が素晴らしい可能性を秘めていることがあったり。
こんなに周囲に対して幸せを振りまけるようなクラスは
自分の学生生活においてはなかったような気がします。
教師としてうまく行かない部分や疲れている部分は
さらっと流しているけれど辛く感じることもあるのだろうなと。
でも総じて楽しそうなのでそれはそれでいいかと思いつつ
ゆったりした雰囲気で最後まで読めました。

中学生ってやることが決まっていてそれが嫌でも避けることができなくて
ただそれも長く続かなくて、そこに嬉しさと悲しさが入り混じって。
そんな変化を見守ることしかできない、いや見守ることができる
先生っていい職業なんだろうなぁと改めて思います。

自分の友人にも1人中学校の先生がいて
こんな暖かさとは程遠いと勝手に思ってたりはするけど…。

また先生という職業の中で
いろいろ綴り続けてもらいたいなぁと思う1冊でした。

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