ツクツク図書館 (ダ・ヴィンチブックス)
2010年5月10日 読書
ISBN:978-4-8401-2150-7 単行本
紺野 キリフキ メディアファクトリー 発売:2008/2 1,260円
いろんなテーマについての
つまらない本が集まったツクツク図書館。
働いている人たちも
館長、着ぶくれた女、語学屋、戻し屋、運び屋
といったちょっと不思議な人々で構成されていて
それ以外にも少し秘密があるようで。
つまらないことや気にかけないところに焦点が当たって
そこに一生懸命になったり
逆に普通であったり真面目なところに
何気なく失礼な言動が出てきたりで
バタバタした中に思わず笑ってしまう部分と
微笑ましく見守りたくなる部分が混在していて。
それと言葉にしにくい事象を普段良く使うような
言葉で表現してあるところも
想像が膨らむ部分と言葉そのままに受けとって終わり
の部分が混在して。
そんな中で物語全体に少し心地良さのようなものを感じるのは
それぞれの存在がそこにある世界をあるがままに受け入れながら
展開されていくところにあるのかなぁと。
着ぶくれた女の飼い猫から見た世界については特にそれを強く感じつつ。
現実的とは言い難いのだけれど
少し入り込んでしまいたくなる、、
そんな世界を持った不思議な1冊でした。
紺野 キリフキ メディアファクトリー 発売:2008/2 1,260円
いろんなテーマについての
つまらない本が集まったツクツク図書館。
働いている人たちも
館長、着ぶくれた女、語学屋、戻し屋、運び屋
といったちょっと不思議な人々で構成されていて
それ以外にも少し秘密があるようで。
つまらないことや気にかけないところに焦点が当たって
そこに一生懸命になったり
逆に普通であったり真面目なところに
何気なく失礼な言動が出てきたりで
バタバタした中に思わず笑ってしまう部分と
微笑ましく見守りたくなる部分が混在していて。
それと言葉にしにくい事象を普段良く使うような
言葉で表現してあるところも
想像が膨らむ部分と言葉そのままに受けとって終わり
の部分が混在して。
そんな中で物語全体に少し心地良さのようなものを感じるのは
それぞれの存在がそこにある世界をあるがままに受け入れながら
展開されていくところにあるのかなぁと。
着ぶくれた女の飼い猫から見た世界については特にそれを強く感じつつ。
現実的とは言い難いのだけれど
少し入り込んでしまいたくなる、、
そんな世界を持った不思議な1冊でした。
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